Adobe Fireflyの登場
印刷業界に革新をもたらす画像生成AIの力
こんにちは、皆さん!姫路市の印刷会社、富士高速印刷の制作室からお送りします。今回はAdobe社の魅力的なツール、Adobe Fireflyについてご紹介します。
この魔法のようなツールは、創造したイメージを形に変える魔法の杖のようなものです。簡単なテキストプロンプトと参照イメージを使って、あなたのイメージをビジュアルの現実に変換することができます!
Fireflyの概要:
FireflyはAdobeが開発した画像生成のためのAI技術です。その最大の特徴は、「著作権の問題をクリアして安心して使える」点と、「Adobe Creative Cloud (CC) ソフトウェア内で利用できる」点です。
Fireflyの特徴
- Adobe独自の生成AIモデル
FireflyはAdobe独自の生成AIモデルを採用し、シンプルなテキスト入力だけで美しい画像やテキストエフェクトを生成します。 - Adobe Stockの許諾のあるコンテンツを利用して学習
FireflyはAdobe Stockの許諾を受けたコンテンツを利用して学習されており、合法性の問題を解決しています。 - Adobeソフト内での利用
FireflyはAdobeの主要なソフトウェア内で利用でき、クリエイティブな作業をさらに効率的に進めることができます。 - ビデオやベクターなど多様な生成に対応
Fireflyはビデオやベクターグラフィックなど、さまざまなメディアの生成に対応しています。
安全なデータ利用
画像生成AIの中で、データの学習元となる素材の著作権関係が明確でないことは大きな問題でした。しかし、FireflyはAdobe Stockから著作権者の許諾を得た画像、オープンライセンスの作品、そして著作権期限切れのコンテンツのみを利用しています。これにより、企業も安心して利用できるようになっています。
著作権の安全対策
もちろん、Adobe Stockに素材を投稿するクリエイターが著作権を無視したものを投稿する可能性はゼロではありませんが、Adobeは「Content Authenticity Initiative (CAI)」などの仕組みを通じてコンテンツの履歴を保持し、著作権トラブルを最小化する努力をしています。
Fireflyの登場は、私たちのクリエイティブな仕事に新しい可能性をもたらし、安全に高品質なコンテンツを生成する手助けとなるでしょう。今後の進化が非常に楽しみです!
※ベータ版は商用利用ができません。近日中にリリースされる予定の正規版では商用利用が可能になります。
Adobe Firefly実際に使ってみた
Text to Image: Adobe Fireflyの驚くほどのクオリティー
Adobe FireflyのText to Image機能は、単なるテキストから驚くべき画像を生成する能力を持っています。今回は、この驚くべき機能を使って作成したいくつかの事例を紹介します。
事例1: 夢のような風景
Text to Image:
「夕暮れ時の静かな湖に浮かぶ小さなボート、背景には美しい山々と星空が広がっている」
このテキストを基に、Fireflyは夢のような風景画を生成してもらえました。
生成された画像は、テキストの説明通り、夕暮れ時の静かな湖と小さなボート、美しい山々と星空を捉えています。
事例2: 海で家族でBBQ
Text to Image:
「海でBBQを楽しんでいる風景」
このテキストから海でBBQを楽しんでいるシーンを生成しました。
事例3:
これはすごい!!
画像をアップロードしてスタイルを一致させる機能!!
Fireflyの中で特に魅力的なのは、「Generative Match」という機能です。
これは、アップロードした画像のスタイルを取り入れて、新しい画像を生成する神のような機能です。
想像してみください、下記のようなイラストの画像をアップロードし、テキストプロンプトに「家族でご飯を食べている風景」と入力すると、Fireflyはそれを元にして、同じスタイルでシーンを描いてくれますなんてマジカルなんでしょう!
イラストアップロードして生成してみました。
・アップロードしたイメージ
Text to Image:
1.「家族でご飯を食べている風景」
2.「家族で公園で楽しんでいる風景」
アップロードしたイラストを元に生成
まとめ
Adobe Fireflyのすごさおわかりいただけたでしょうか、イメージを解き放つ時が来たのです!Fireflyと共に、未知の芸術の領域に勇敢に飛び込んで、想像力の翼を広げましょう。
笑顔を忘れずに、Adobe Fireflyの不思議な世界で、クリエイティブな冒険を楽しみましょう!